2017年12月08日(金)〜10(日)で「第47回日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会総会学術大会・第41回皮膚脈管・膠原病研究会」を開催いたします。

会長挨拶

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■ 会長挨拶

_第47回日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会総会学術大会・第41回皮膚脈管・膠原病研究会を開催する機会をいただき大変光栄に存じます。鹿児島では田代正昭会長が平成3年に第21回日本皮膚アレルギー学会を、神崎保会長が平成8年に第21回日本接触皮膚炎学会、平成14年に第25回皮膚脈管・膠原病研究会を開催されました。皮膚アレルギー、接触皮膚炎両学会は平成19年から日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会として統合されました。そしてこの度、皮膚脈管・膠原病研究会が合同化されることになり、今回は両学会を合同で開催することになりました。次回からは学会名自体が日本皮膚免疫・アレルギー学会と改称されることが決まっています。この変遷は薬疹や蕁麻疹などのアレルギー性疾患、接触皮膚炎、膠原病等を個別に捉えるのでなく、「免疫学」の視点から包括する学問の流れに沿うものと考えられます。

_そこで特別講演には「免疫学」をキーワードにUniversity of ManchesterのProfessor Ralf Pausと鹿児島大学免疫学の原博満教授のお二方をお招きします。Paus教授は毛髪の生理に関する「皮膚免疫学」の第一人者で、原教授はリンパ球の活性化と発癌機構、自然免疫と疾患の関連を御専門に先進的な研究を展開されておられる「免疫学」の王道を往く研究者です。

_さて日本皮膚免疫・アレルギー学会への移行期の学術大会のプログラムを編成するにあたりまして、脈管疾患と膠原病をどのような形で取り込むか頭を捻りました。皮膚脈管・膠原病研究会は侃々諤々のディスカッションが特徴で、最近はややおとなしくなった感があるものの、進行が予定の時間を大きく超過することも稀ではない熱い研究会でした。これを本学術大会にいかに組み込むか・・・。ここ数年の本学術大会のプログラムは会長の先生方の思いが込められた盛りだくさんの内容でしたが、今回は思い切ってシンポジウムを4つに絞りました。そしてワークショップとして「膠原病セッション」と「血管炎セッション」を用意し、それぞれのセッションで基調講演に続いて一般演題を発表していただく構成と致しました。シンポジウムは「学会共同研究シンポジウム」、「薬疹」、「脱毛症」、「免疫アレルギー疾患の病態と分子標的療法」の4つです。「脱毛症」は学会の衣替えを象徴するテーマと考えております。アトピー性皮膚炎や蕁麻疹など皮膚アレルギーの領域で馴染みの疾患については、先に述べた理由でシンポジウムには取り上げませんでした。一般演題で御討論いただきたいと思います。皮膚脈管・膠原病研究会との合同開催で私共も手探りの状態でプログラムを作成しました。御迷惑をお掛けすることもあろうかと思いますが御参加の先生方の御理解と御協力をお願い致します。

_学術大会会場の「かごしま県民交流センター」の周辺には明治維新の史跡が多く、平成27年に世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」もほど遠からぬところに位置しています。また平成29年は明治維新から150年の節目の年に当たります。多くの先生方に御参加いただき、学問だけでなく薩摩の歴史にも思いを馳せていただければ幸いです。皆様のお越しをお待ち致します。

第47回日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会総会学術大会・第41回皮膚脈管・膠原病研究会
会長 金蔵拓郎

■ 学会事務局

<鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 皮膚科学>
〒890-8520 鹿児島県鹿児島市桜ヶ丘8-35-1
TEL:099-275-5388
FAX:099-275-1134

■ 運営事務局

<NPO法人 CSS九州>
〒891-0116 鹿児島県鹿児島市上福元町6380-9
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