The 15th Kyushu Society for Hyperbaric Medicine (KSHM)

会長挨拶

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会長挨拶

第15回九州高気圧環境医学会開催にあたって

 第15回九州高気圧環境医学会の開催にあたり、御挨拶申し上げます。
 この度(2014年6月7日(土))、鹿児島市(鹿児島大学鶴陵会館)におきまして第15回大会を開催させていただくことになり、大変光栄に存じますとともに、身の引き締まる思いでございます。
 メインテーマには「高気圧酸素療法の新たな展開と未来像」を掲げました。高気圧酸素療法の歴史は古く、その治療効果は驚くべきものがありますが、その一方で、作用メカニズムに関しては研究段階の部分も多く、適応疾患に限ってみても多くの医師に十分認知されているとは言えない状況にあります。
 今回のテーマの「新たな展開」とは、高気圧酸素療法のメカニズム解明を目指し、基礎・臨床研究を積極的に推し進め、「新たな展開を模索していく」ことを意味しています。高気圧酸素療法のメカニズムには、「酸素」と「気圧」という二つの因子があり、それぞれの解明が必要です。そのため、鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 統合分子生理学分野の桑木共之教授には、「酸素および刺激ガスセンサーとしてのTRPA1チャンネルの役割」という演題名で「酸素」に関する教育講演をお願い致しました。気圧の変化は、自然災害にもつながります。昨年のフィリッピンを襲った超巨大台風「ハイエン」では多大の被害が発生しました。その現場で緊急援助活動に従事しました富岡譲二先生に、「フィリピン台風災害と日本の国際緊急援助」という演題名でランチョンセミナーをお願いしました。
 テーマの中の「未来像」とは、従来の高気圧酸素療法の枠にとらわれず、新たな可能性を目指した高気圧酸素療法による新治療戦略を、多くの診療科とともに構築していくことを意味しています。そこで、JAXA宇宙科学研究所の峯杉賢治教授には、新たな可能性を目指し夢と情熱をかけて成し遂げたロケット開発に関する興味ある話をしていただこうと考えています。また、高気圧酸素療法を用いた先進集学的治療に関する特別講演を日本医科大学付属病院再生医療科の宮本正章教授にお願いしました。
 鹿児島は、日本で初めて世界自然遺産に登録された屋久島をはじめとする特色のある島々や,桜島や霧島等の火山など,多彩で豊かな自然環境に恵まれています。砂蒸し温泉をはじめ全国2位の温泉天国です。さらに豊かな食文化と美味しい食材に恵まれ、かごしま黒豚,鹿児島黒牛,黒さつま鶏をはじめ,焼酎,さつまあげ,キビナゴの刺身などは是非ともご賞味いただきたい一品です。このように魅力ある鹿児島へ是非ともおいでいただき、日中はアカデミックな話に胸を躍らせ、夜の鹿児島ではグルメと焼酎を満喫し明日の英気を養ってください。
 皆様の御参加を心よりお待ちしております。

会長 垣花 泰之
鹿児島大学 救急・集中治療医学分野 教授

学会事務局

鹿児島大学 救急・集中治療医学分野
〒890-8520 鹿児島県鹿児島市桜ヶ丘8-35-1
TEL:099-275-5646
FAX:099-275-5654
E-mail:kyuicu22@m2.kufm. kagoshima-u.ac.jp

運営事務局

NPO法人 CSS九州
〒891-0116 鹿児島県鹿児島市上福元町6380-9
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