会頭挨拶

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会頭挨拶

第39回日本小児皮膚科学会学術大会
会頭 武井 修治
鹿児島大学医学部保健学科 教授

_第39回日本小児皮膚科学会学術大会の会頭として、開催のご挨拶を申し上げます。本学術大会は1977年より開催され、今回で39回目を迎える伝統のある学術大会であり、鹿児島大学大学院医歯学総合研究科の金蔵拓郎教授とともに、薩摩の地で開催させて頂きますことを、誠に光栄に存じます。

_日本小児皮膚科学会は、会員数1500名を超える学会で、「小児を診る」ことに高い関心を持つ皮膚科医と、「皮膚を診る」ことに高い関心を持つ小児科医より構成されています。ご承知のように、皮膚は全身を反映する最大の臓器であることから、皮膚科医と小児科医の間には共通した多様なフィールドがございます。したがって、本学術大会は、皮膚科医と小児科医がともに学び、お互いが顔を見ながら議論することができる、貴重な機会ととらえています。
_そこで、今回のテーマを、「皮膚とからだのクロストーク」といたしました。
_免疫系においても、表皮全体の2~5%を占めるランゲルハンス細胞は、外来抗原を取り込むとリンパ管を通って特定のリンパ節へ遊走し、そこで出会ったT細胞と、抗原提示という形のクロストークが始まり、その結果、からだの免疫が活性化されます。同様に、実臨床の現場では、皮膚の所見から全身性疾患が疑われるようなケースでは、皮膚を診る皮膚科医と、からだを診る小児科医のクロストークが欠かせません。
_本学術大会では、日常診療に有用なテーマや、病因病態に関連した最新のテーマの企画を準備します。明治維新のふるさと、薩摩の地において、皮膚科医と小児科医との活発なクロストークが始まることを期待しています。

学会事務局

鹿児島大学医学部保健学科/小児診療センター
〒890-8520 鹿児島県鹿児島市桜ヶ丘8-35-1
TEL:099-275-6750
FAX:099-275-6750
事務局長:久保田 知洋(小児科)
実行委員長:久保田 知洋(小児科)/東 裕子(皮膚科)

運営事務局

NPO法人 CSS九州
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