第11回日本褥瘡学会九州地方会学術集会
ご挨拶
第11回 日本褥瘡学会九州地方会学術集会
会 長 金蔵 拓郎 かねくらたくろう
(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 皮膚科学 教授)
「褥瘡、温故知新」
 第11回日本褥瘡学会九州地方大会学術集会を2014年5月24日に鹿児島で開催致します。 本学術集会の会長を拝命致しましたことを光栄に存じます。
 褥瘡はすべての診療科の患者に発症しうる疾患です。また医師・看護師・理学療法士・作業療法士・栄養士・臨床工学技士など、 すべての医療スタッフが遭遇し、治療に携わる疾患でもあります。旧くから様々な治療が施され、 現在でも治療法の開発は日進月歩の観があります。それでも根絶できないのが褥瘡です。 そこで上記の様々な領域のエキスパートが一堂に会して、褥瘡の予防と治療を検討しようというのが、この学術集会であります。
 この難敵に対するには、これまでの褥瘡治療を振り返りその利点は残しつつ、先端的な治療を取り入れていくというのが当然ではありますが、 正しい方向性でありましょう。今回の学術集会のテーマを「褥瘡、温故知新」と定めた所以です。もう一つ大切な視点は集学的なアプローチです。 今回の学術集会では特別講演を一題と教育講演を二題企画致しました。 特別講演は群馬大学大学院医学系研究科皮膚科学教授の石川治先生に医師の立場からお話しいただきます。 教育講演は生き活きサポートセンターうぇるぱ高知代表の下元佳子先生と東名厚木病院摂食嚥下療法部部長の小山珠美先生のお二方にお願い致しました。 下元先生は理学療法士、介護支援専門員等の資格をお持ちの褥瘡の介護について御造詣の深い先生でポジショニング等についてお話しいただく予定です。 小山先生には褥瘡診療について栄養学の観点から解説いただきます。 異なる三分野の専門の先生方のお話は、日々の診療に大きく寄与するものと期待しております。
 さて、鹿児島の5月はまだ梅雨前で気温も凌ぎやすい頃です。会場の鹿児島市民文化ホールは海際に建ち、 錦江湾を挟んで桜島が眼前に迫るロケーションです。また鹿児島まで福岡からでも新幹線で1時間20分です。多くの先生方の御来鹿をお待ち致します。
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